杉田水脈議員、国立女性教育会館の費用を防衛費に提案 「人間として終わっている」 激しい反発招く

 自由民主党の杉田水脈衆議院議員が、国立女性教育会館について「既に役割を終えている」との見解を示したことが波紋を呼んでいる。杉田議員はツイッターで、会館の広大な敷地と建物にかかる費用を防衛費などに振り向けるべきだと提案した。

 杉田議員は先日、国立女性教育会館で開催された勉強会に参加。杉田氏は女性教育情報センターの展示コーナーで並べられている書籍について「かなり偏っている印象でした」とコメント。そのうえで「男女の教育格差が解消されている日本においては、既に役割を終えていると言わざるを得ません」と続けた。「本来なら、事業仕分けの時に一番に切られそうな施設だ」とも綴った。

 この発言に対しては、ツイッター上では強い反発が寄せられた。一部ユーザーは「日本の男女不平等はひどい。むしろ男女共同参画予算をもっと上げるべき」と指摘。また、「お前は政治家どころか人間として終わっている」との厳しい意見も見られた。

 杉田氏の発言に対する反応は賛否両論で、日本の男女平等に対する議論を一層加熱させている。今後、この問題に対する政府の対応や全国に建てられた男女共同参画施設の在り方について、さらなる議論が期待される。

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