カリフォルニア大学リバーサイド校のアンドレア・スミス教授が、アメリカ先住民であるとの偽りの主張によって学問の誠実性に違反したとして、13名の教員から告発を受け、辞任することになった。スミス氏は以前、白人が先住民であると偽る行為を批判していた。
スミス氏は、15年以上にわたって自身がアメリカ先住民のチェロキー族であると主張しており、その主張の信憑性についてすでに報道でも指摘されていた。スミス氏は、この問題に対して詳細な説明はしておらず、13名の教員からの告発を受けて来年退職することに合意した。
この合意には、告発に関する調査を避ける条項が含まれている。スミス氏は2024年8月まで大学で教鞭を執り続けることが許され、退職金や名誉教授の地位も保持する。
先住民の学者たちは、スミス氏が自らの欺瞞行為に対して何ら認めていない点や、大学が調査を行わないことで責任を取らずに済む状況を作っていると指摘している。