全学校でLGBTQ+インクルーシブな性教育を義務化、米国で新法案提出

 米国の下院議員バーバラ・リー氏が、全米の学校でLGBTQ+に対応した包摂的な性教育を義務化する法案「Real Education and Access for Healthy Youth Act(REAHYA)」を提出した。現在、性教育の内容は各州によって大きく異なり、全国的に統一されたカリキュラムが存在しない。この法案が成立すれば、性感染症(STIs)や妊娠の予防だけでなく、性同一性などについても教育することが求められる。

 法案には、2024年から2029年までに幼稚園から高校、さらには高等教育機関に対して1億ドル(約110億円)の資金が供給される計画も含まれている。特にマイノリティや社会的に疎外された若者に質の高い性教育を提供することが目的とされている。

 リー氏は「教育は力であり、若者は自分自身の身体に対する決定権を持つべきだ」と主張している。

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