1日、ロンドンで開かれたLGBTQ+の祭典であるプライドマーチが、環境保護団体の抗議行動により一時的に中断された。
プライドマーチに対する抗議は、環境活動団体「Just Stop Oil」により行われ、その背景にはイベントが高汚染産業からのスポンサーシップを受け入れているとの指摘がある。抗議行動は、コカ・コーラのトラック前での道路封鎖という形をとり、結果的に複数の抗議者が逮捕された。
抗議者は道の中央に座り込み、道路に黒とピンクのペイントを散布する形でプライドパレードの妨害を行った。警察が介入した後、わずか1分でパレードは再開された。
逮捕された抗議者はソーシャルメディアを通じて、「プライドマーチが広告と化し、大企業の商品販売のためだけに利用されている」ことへの批判を投稿。さらに、「ピンクウォッシングやレインボーウォッシングに成り下がった」との厳しい指摘も投げかけられた。
「Just Stop Oil」は以前からプライドマーチの主催者に対して、高汚染産業の企業によるフロート(パレードの一部)をイベントから排除するよう警告していた。同団体は石油、ガス、石炭関連の企業に加担したと見なして、プライドマーチの主催者を非難している。